台湾採集旅行一口メモ
河原での採集

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 G 河原での採集            2012/9/16    本部渓谷   
 16日午後からは場所を移動して昨日夜間採集に行った本部渓谷に案内された。
本部渓谷では採集場所が川幅100m程度もある河原の道を拠点に付近一帯を調査することになった。近くに砂防ダムもありさらに谷の奥に向かって工事のダンプカーも行き来していた。連日晴天の中、午後の日差しがきびしいが川を見ていると冷気を感じて心地よい。路肩に座り込んで弁当を食べていると蝶が絶え間なく飛んでくる。目の前にはルリモンアゲハ、モンキアゲハなどのアゲハが、上を見るとコモンマダラ、ツマムラサキマダラがフワリとやってくる。急いで弁当を食べ終えて付近を歩き回る。川下の民家付近まで下りてみるとゴイシシジミが木陰で数頭飛んでいた。河原を渡ると蝶が吸水に来ている場所があちこちで見られた。テングチョウ、ルリモンアゲハ、モンキアゲハ、メスシロキチョウが多く、タイワンクロボシシジミが数頭でキラキラと舞っている姿は美しい。
対岸から戻り、道路上で静止していた見たことがないタテハを採集するとキゴマダラ♂だった。三角紙に入れるとき年甲斐もなく若干手が震えた。吉田さんと会い、道を下っているとアオスジアゲハに似た蝶が素早く上がってきた。吉田さんは1、2回空振りした後すかさずネットイン。網を覗き込むと完品のタイワンタイマイが入っていた。吉田さんの一瞬のナイスキャッチは今迄見たことがなかった。快挙である。
河原での採集風景−−−−−−−−−−−>
              (続く)
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