一夜にオオシロシタバ2頭飛来する

採集風景
 2011年8月27日から28日、恩原高原ウスイロ委員会がウスイロヒョウモンモドキ生息地周辺の環境調査として行って いる夜間調査を実施した。
標高約1,000mの恩原高原(県境まで約700)にてライトトラップによる採集をしたところ、27日午後9時50分頃1 頭目が飛来し、待ち構えていた黒田健二さんが捕獲した。
「オオシロシタバだ!」との声で、まさかと思ったが手の中のカトカラは、まさに本物であった。
生きているのを見るのは全員初めてで、写真の通り新鮮な♂。
その後、10時半頃、再びそれらしきものが飛来して飛び去った。
近くを丁寧に探したところ、ミズナラの小枝に止まっているシロシタバを発見し捕獲した。
この調子だと、「ムラサキシタバかエゾベニシタバが来るか?」と思っていると、日が変わって、何と2頭目のオオシロシタバが飛来し、またしても黒田さんが捕獲した。
後翅がほんの少し欠けていた ♂であったが、一夜で2頭のオオシロシタバを手にして、次回が楽しみな調査会となった。
     参加者:伊藤・黒田・ 岡野・藤本の皆さん               (写真・文 難波通孝)

捕獲直後
オオシロシタバ シロシタバ(小枝はミズナラ)
調査地点 調査の様子
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