岡山昆虫談話会にとっては、久しぶりの展示会開催となった。 10時開場とともに、親子ずれの児童がつぎつぎ入室し、熱心に標本を見ながらの質問や、展翅実演コーナーでは展翅を始めて見た子供がほとんどで、矢継ぎ早の質問攻めにあい、一時多忙を極めた。 生き虫プレゼントコーナーでは、前日までに会員が採集してきた、クワガタ虫、カブト虫や、プラスチック容器に1頭づつ収めた蝶の標本をジャンケンで1時間ごとに4回に分けて抽選会をおこなった。 1回当たり8個程度の景品を、各回30名前後の参加者でのジャンケンは大いに盛り上がったが、まだジャンケンでの勝ち抜きの意味が判らない児童も加わったりして、抽選発表はてんやわんやの忙しさとなった。 各種の展示標本も、美しさ、珍しさに感心が高く、将来の虫屋への期待もあったが、それよりも子供達へ虫を通しての素直な感動を与えた手ごたえが充分に伝わってきた展示会であった。 2007/7/22 若槻 記 |