カエデノヘリグロハナカミキリ 2006年11月17日 鳥取県
11月も半ばともなれば野外で活動している甲虫を見かけることも減りますが、一方では材採りなどのまた違った楽しみもあります。この時期カミキリムシの大半は幼虫ですが、春期に活動するような一部の種類は既に材中で成虫になっています。
たまたま見つけた倒木にカミキリムシの食痕があったので少し削ってみたところ、カエデノヘリグロハナカミキリの新成虫が蛹室から顔を出しました。おそらくコシアブラか何かのウコギ科植物と思われますが、何頭かの新成虫を確認できました。 本種は春から初夏にかけて各種の花に集まり中国山地沿いでは時々見かけますが、オレンジ&ブラックのコントラストがなかなか鮮やかで空中を飛んでいてもよく目立ちます。 |
中野一成 |