昆虫一口メモ 写真コーナー

 オニホソコバネカミキリ
Necydalis (Necydalis) gigantea gigantea KANO,1933
2007年7月27日 兵庫県
カミキリムシの中でもホソコバネカミキリ属は、その学名(属名)であるネキダリスを略して「ネキ」と呼ばれ親しまれています。
日本国内からは11種が記録されていますが、どれもハチに非常によく似ているので慣れた者でも触るのを一瞬躊躇するときがあります。
その「ネキ」の中でもオニホソコバネカミキリ(通称ギガンテア)は独特の質感があり大型の個体はなかなか迫力があります。
クワの葉裏に後肢をだらんと垂らしてぶら下がっている格好は余りにも有名で一度見ると忘れることができません。
西日本では点々と記録があるものの、どこの産地でも個体数は少なく残念ながら岡山県ではまだ見つかっていません。
 
中野一成
ヒゲブトハナカミキリ
Pachypidonia bodemeyeri (PIC,1934)
2007年7月26日 兵庫県
カミキリムシの中には、木の幹に生じた空洞部いわゆるウロを生活空間としている種類がいくつか見られます。
こうした樹洞内部をそっと覗いてみると春〜初夏にかけてヒラヤマコブハナカミキリやベニバハナカミキリなどが時折見つかることがあります。
盛夏になると現れるヒゲブトハナカミキリもその一つで、通称「パキピド」と呼ばれカミキリ愛好家には密かな人気があるようです。
幸運にもこの日訪れた場所で、トチノキの大木にいた本種を観察することができました。
トラフカミキリ
Xylotrechus chinensis chinensis (CHEVROLAT,1852)
2007年7月27日 兵庫県
一般的にトラカミキリの仲間の多くがハチに擬態していますが、本種も一見スズメバチに似たカラーリングを施しており桑畑の中でも一際目立つ存在と言えるでしょう。
かつて養蚕が盛んだった頃に比べると数は激減しているそうで、岡山県内でも山間部の放置された桑畑などでたまに見かける程度になっています。
また、近年勢力を増大したキボシカミキリなどが多数見られるのに対しトラフカミキリがまったく見られなくなった地域もあるようです。
両種が同所的に生息している場合は少なからず競合しているのかもしれません。

昆虫一口メモのページに戻る           ホームへ戻る